本記事の内容
・ビタミンEの必要性
・1日に必要なビタミンEの摂取量
・ビタミンEを多く含む食べ物ランキング【TOP10】
・ビタミンEが入った食べ物の効率的な摂取方法
・ビタミンEを摂取する際の注意点
本記事の信頼性
今回は、ビタミンEを摂取することによる基本的な効果を含めて、ビタミンEが多く含まれている食べ物について、お話ししていきます。
いきなりビタミンEを摂取しようと思っても、どんな食べ物が、どのくらいビタミンEを含んでいるのか分かりづらいですよね。
しかし、ビタミンが多く含まれている食べ物の種類や傾向が掴めれば、ビタミンEを摂取しやすくなります。
ビタミンEの必要性とは?
①ビタミンEによる効果
ビタミンEは、油に溶ける「脂溶性ビタミン」の1つで、強い抗酸化作用を持ち、体内の脂質の酸化を防ぎます。
ビタミンEの働きとしては、動脈硬化や血栓の予防、血圧の低下、LDL(悪玉)コレステロールの減少など、生活習慣病を予防する働きをします。
ポイント
▼ビタミンEの効果の例▼
・細胞を酸化から守る
・動脈硬化の予防
・LDL(悪玉)コレステロールの減少
・老化予防
・抗がん作用
・血行促進作用
②ビタミンEが不足している場合の症状
ビタミンEはさまざまな食品に含まれているため、欠乏症は起こりにくいと考えられていますが、欠乏した場合、溶血性貧血、不妊症、眼の障害、筋力低下、神経障害などが起きる可能性があります。
生活習慣病にも影響するため、日頃の食事でビタミンEが不足していないかをチェックするのも大切です。
1日に必要なビタミンEの摂取量
厚生労働省が出典している食事摂取基準(2020年版)によると、1日のビタミンEの推奨摂取量は成人男性ならば6.5mg、成人女性ならば6.0mgとなっています。
また、耐用上限量が800mgと設定されています。
注意
耐容上限量は、健康障害を引き起こすことがない上限量で、これを超えて摂取すると、過剰摂取によって生じる潜在的な健康障害のリスクが高まるとしており、必ずしも障害を起こすわけではありません。
ビタミンEを多く含む食品ランキング【TOP10】
ビタミンEは、主にアーモンドなどの豆類などに多く含まれています。食べ物100g中に含まれているビタミンE含有量のランキングをTOP10で紹介します。(食品に含まれるビタミンEには主にα-・β-・γ-・δ-トコフェロールの4種類がありますが、ここでは抗酸化作用、抗炎症作用、酸化ストレス抑制作用などの作用があるα-トコフェロールに絞ってご紹介します。)
<茶類> (緑茶類) せん茶 茶:64.9mg
(植物油脂類) ひまわり油 ハイリノール:38.7mg
(植物油脂類) ひまわり油 ミッドオレイック:38.7mg
第4位 (植物油脂類) ひまわり油 ハイオレイック:38.7mg
第5位 アーモンド 乾 :30.3mg
第6位 とうがらし 果実 乾 :29.8mg
第7位 アーモンド フライ 味付け :29.4mg
第8位 アーモンド いり 無塩 :28.8mg
第9位 こむぎ [その他] 小麦はいが :28.3mg
第10位 (植物油脂類) 綿実油 :28.3mg
上記でご紹介しているのは全て100gあたりでのビタミン量なので、摂取しやすいアーモンドや調理の際にひまわり油を使うなどで効率良く摂取できます。
参考:文科省 日本食品成分表
ビタミンEが入った食品の効率的な摂取方法とは?
①ビタミンEの効率的な摂取方法
最も効率的なビタミンEの摂取方法は、「ひまわり油を使用した料理やアーモンドの素焼きを食す」ことです。
ビタミンEは脂溶性のため、焼く、ドレッシングを使うなど、油を使った料理や調理、また、アーモンドやアボカドなどを生のまま食べるなどが、ビタミンEをそのまま摂取できるためおすすめです。
しかし、塩分など他の要素の摂り過ぎにならないよう、味付けには注意してください。
ビタミンEの効率的な摂取方法には、サプリメントもおすすめです。飲みたい時にすぐ摂取できるだけでなく、摂取したい量を調節できるので、忙しい時でもすぐ飲めます。ただし、過剰摂取には注意してください。
1つ目は、大塚製薬ネイチャーメイド ビタミンEです。
サプリメントで有名なネイチャーメイドの商品ということで品質も間違いなく、また、価格も低いためとてもおススメです。
また、90粒90日分のため、3ヶ月間という期間が分かりやすい量のため、余ることなくちょうどいい量なので紹介します。
2つ目は、DHC ビタミンEです。
こちらも大手のDHCのため、品質も良く、価格も安いためおススメです。
また、徳用ということで、90日分の飲み切りになっているのでとても飲みやすいです。
②ビタミンEを摂取する際の注意点
ビタミンEの過剰摂取により、出血凝固が行われない可能性や骨粗しょう症を引き起こす可能性がありますが、ビタミンEは摂取した量の3分の2は便として排泄されるため、体内に蓄積されにくいので、食事で摂取する範囲での過剰症の心配は低いです。
しかし、サプリメントなどの摂りすぎは、過剰摂取を招く可能性があるため注意が必要です。
まとめ:ビタミンEを多く含む食品を理解して効率よく摂取しよう!
最後に、今回の記事でお伝えしたいポイントをまとめます。
- ビタミンEは、老化防止や動脈硬化を防ぐ、抗がん作用がある重要なビタミン群
- ビタミンEの推奨摂取量の目安を軸に、含有量が多い食品を参考に効率良く摂取しましょう。
- ビタミンEの過剰摂取は、体に悪影響を及ぼすため、耐容上限量を目安に摂取しましょう。
今回は、ビタミンEを多く含む食べ物のランキングを中心にお伝えいたしました。
ビタミンE以外にも、様々なビタミン群が体の内臓、骨格、皮膚等を支えているので、他の栄養素も一緒にバランスよく摂取してみてください!
今回は以上になります!
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